最近、ある同業の方から久しぶりに連絡があり、
やり取りをしていく中で、
ライターの報酬相場についての話になった。

たとえば、弁護士や社労士、行政書士といった
士業の方であれば、ある程度その業界で
報酬の基準のようなものがあって、
それに基づいて個々に報酬を定めているのだと思われる。
(注:あくまで私見)

ライターのお仕事に関しては、
いわゆる報酬基準のようなものは存在しない。
だから報酬設定に迷うライターも多いのではないだろうか。
かく言う私もその一人だ。

一口にライターと言っても、そのジャンルはとても幅広く、
経済系やビジネス系、金融系といった
どちらかというと堅い分野を得意とするライターもいれば、
ライフスタイル系やスピリチュアル系などのやわらかい分野を
得意とするライターもいる。
その他、恋愛・ファッション・旅行・・教育・古美術・
音楽・書評・エンジニア・サイエンス・ITなど
ライターの数だけ専門分野があると言っても
決して過言ではない(と思う)。

おそらく、それぞれの分野にだいたいの報酬相場が存在するのだろうが、
その相場の価格帯というのはかなり広いのだと予想される。


私の専門とする法律分野や経営・ビジネス分野の
ライティングのお仕事に限って言えば、
ここ半年くらいで経験値と自分の力量から
ようやく相場が見えてきた。

なので、新規でお問い合わせをいただいたときには
「これくらいが妥当」というラインで
堂々と交渉もできるようになったと思う。

その報酬は決して安くはないが、高いとも思わない。
しかし、だからといってどこまで報酬を上げてよいものかは
まだまだこれから考えていかなければならないと感じている。