法律系ライターあさきみえの日々雑感

ライターとしての実績やライターとして日頃思ったり考えてたりしていることが中心です。

2016年06月

耳のきこえない人たちって、
補聴器でもつけていない限り
きこえない人とはわかりづらい。

わかりづらいからこそ、
人知れず苦労していることがたくさんある。

そういうことに改めて気づかせてくれたのが
今回取材させてもらった
「きこえないママ×まちプロジェクト」代表の
まつもとまつりさん。

取材記事はこちら。
45万人の聴覚障害者は不便だらけ!障害者差別解消法で変わる?

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今年4月1日から、「障害者差別解消法」という
法律ができたのはご存知だろうか。

この法律の条文やガイドラインを読んでみて
「この法律ができて何か変わるのだろうか?」

と思ったのが最初。

これはぜひ当事者の声を聞いてみたいと思い、
かつての仕事仲間でもあるまつりさんにお願いして
取材させてもらった。

まつりさんは先天的な聴覚障害者だが、
相手の唇の動きが読めて
なおかつ普通におしゃべりもできるので
話をしていてなんら違和感がない。

けれど、ここまでできるようになるには
人知れずたくさんの苦労があったのだろうと思う。

ここには書ききれなかったエピソードとして、
たとえば、人身事故などで電車が来ない時
何が起こっているかがわからず誰かに訊こうとして
「耳がきこえない」と言うと相手にびっくりされたり、
「手話ができないから」と言われて
立ち去られてしまった経験もあるとか。 

また、役所で「筆談対応可能」と
貼り紙がしてあっても
当の職員たちに周知されておらず、
「なんで?」という顔をされたことがある、
ということも聞かせてくれた。

「 耳がきこえない人とは
手話ができないと話ができない」と
一様に決めつけてしまうのは
あまりに早合点しすぎというもの。

紙に書いたり、スマホに文字を打ったり、
大きく口を開けてゆっくり話したり、
コミュニケーションがとれる方法は
考えればいくらでもある。

決して「特別扱い」というのではなく、
自然に「その人に合った配慮」ができる
世の中になれば、というのが
まつりさんの願いだ。

よくメールのやり取りなどでみかける

「拝見させていただきます(ました)」

これ、ほんと勘違いしている人が多い。

メディアの編集者にも
こういう言い方をする人がいる。

言葉を扱う仕事をしているんだから
くれぐれもやめていただきたいのだが。。
 

 「拝見させていただきます」
っていう言い方は間違い。

「拝見する」の言葉だけで
すでに謙譲(へりくだった)の意味なのだ。

そこに「させていただく」をつけてしまうと
二重敬語になるのがお分かりだろうか。
(二重謙譲語というか・・・)

なので、使うときは

「拝見いたします(ました)」

が正解。


言葉を扱う仕事をしている人、
接客業をしている人は
特に覚えておいてほしい。

もちろん、そうでない人も。

日本語は正しく使いましょう。 

 子どもって、親の言うことを
なかなか聞いてくれないものですよね。
特に朝夕の忙しい時間帯には
イライラしてしまうママやパパは多いのではないでしょうか?

ということで、先日こちらの方に取材させていただきました!

7万部のベストセラーを記録した
『発達障害の子どもを伸ばす魔法の言葉かけ』(講談社)の著者、
shizuさんです。

取材記事はこちら。
83%の親の叱り方が逆効果!子どもが素直になる「魔法の言葉」
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shizuさんのご長男は、3歳のときに
「自閉症」と診断されたそうです。

いったんは絶望したものの、前に進むべく
情報収集をしていたときに出会ったのが
ABA(応用行動分析) という教育方法。

ABAに根気強く取り組んだ結果、
自閉症の度合いを測るテストでは
3歳の時点では25点だったのが
小学校に上がるころには5点にまで下がったのだとか。
(※9点以上が「自閉症の疑いあり」の基準)

shizuさんが子育ての中でずっと実践してこられた
お子さんへの声かけ方法は、
自閉症や発達障害ではない子どもに対しても
十分に役にたつもの。

そこで、子どものほうから
自発的に行動してもらうようにするには
どのような言葉を子どもにかければよいのか、
shizuさんにじっくりお話をお伺いしました。

shizuさんのお話の中で特に印象に残ったのが、
「非言語でほめる」ということば。

「ほめる」というと
「すごい!」や「〜できたね」「えらいよ」と
口に出していうものだとばかり思っていました。

shizuさんによると、
子どもと目線があったときに
ニコッとしてあげるだけでも、
その子のことを認めているよというメッセージになり、
「ほめる」ことになるのだそうです。

これには目からウロコでした。


また、うちの3歳の娘が
なかなか靴をはかなかったり、
着替えをしてくれないときに、
shizuさんの本にある
「カウント10」のやり方をためしてみました。

「10秒以内にお靴はけるかな〜?
いーち、にー、さーん…」
というと、最初の5秒くらいは
動いてくれないんですけど(笑)
「6」あたりからやる気を出しはじめて
さささーっと靴を履いてくれるように。

「魔法の言葉かけ」の効果を実感しました^^。

shizuさんの本に載っている方法は
どれもすぐに実践できるものばかりです。
お子さんのいる方はぜひぜひ
今日からやってみてください♪

取材はかなり緊張しましたが、
shizuさんが笑顔で楽しくお話してくださるので
とても救われました。

shizuさん、
取材にご協力いただきありがとうございました!!

shizuさんのblogはこちら。
※発達障害の子どもを伸ばす魔法の言葉かけ:ABAで自閉っ子と楽しく生活

メールマガジンもされています。
「ABAで発達障害の子と楽しく生活する7つのコツ」


shizu様本

先週のお話になりますが、
6/2(木)の夜、DeNA Paletteが主催する
Palette Party vol. 3 〜 Writer Nite 〜
というイベントに行ってきました。

こちらはその名の通り(?)、
編集者とライターが一堂に会する
イベント。

スーツの人はほとんどおらず、
カジュアル雰囲気のパーティでした。

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最初に、
NYLON JAPAN編集長の戸川貴詞氏と
ノオト編集者・朽木誠一郎氏の
トークセッションがおこなわれました。

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左から朽木さん、戸川さん、司会の方(お名前を失念…)

<印象に残ったお話>

1. 編集・ライターに必要な素質とは

・美学
 (言葉では説明しづらいが、
  文章の構成や文字の並びなど)
・自分の理想とする文章があること
・編集的視点
 (編集者だけでなくライターにも必要)
 
2. いっしょに仕事をしたい編集者・ライターとは
 
・コミュニケーションがきちっと取れる
・求めるものにロジカルな答えを返してくれる(理系的思考)
・まじめに、真剣に、やるべきことをきっちりやれる(納期を守るなど)
・言葉の使い方のオリジナリティー
・「みんなで作っているもの」という意識や責任感をもっている
 
3. 雑誌・メディアに何が起きているか?
 
・雑誌が淘汰され、メディアが主体になっている
・しかし雑誌がダメというわけではない
・雑誌が減っている今だからこそ雑誌を出すチャンス
・良いものは売れる。だから読者が買いたいものを作ればよい。
・現在の価値観からすれば、
 雑誌より "スタバのカスタマイズ" のほうが上。
 だが、この地位を逆転させたい。

 4. 編集者・ライターのキャリアは今後どうなる?

・なんでもできる「ゼネラリスト」であることが大前提
・できれば動画や写真の撮影もできるライターがのぞましい
・その大前提の中で、なにかひとつ飛び抜けたもので勝負する

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こんなお話でした。

普段、編集の方のお話を聴く機会なんて
めったにないので、
非常に勉強になりましたね。

特に、戸川氏が

「言葉のオリジナリティは確かに必要だが、
オリジナリティがあって納期が遅れる人と、
オリジナリティは薄いが納期を守る人を比べたら、
僕は後者のほうを取る」

とおっしゃっていたのが印象的でした。
やっぱり納期が優先なんだ、と。


トークセッションのあとは懇親会。
周辺にいた方4〜5人と
名刺交換させていただきました。
私の周りの席は編集者の方が多く、
「××というメディアでライターさんを
探してるんですよ〜」
というお話をされていました。

中には私がライターであることを
聞きつけて、わざわざご挨拶に
来てくださった編集さんまで(笑) 。

ライター需要を改めて実感するとともに、
ライターさんで
どこかのメディアで書きたいと
思っている方は、こんなところに
来たらいいんじゃないかなぁと
思いました。

ライター探してる編集さん
多かったですよ。

私は特別メディアで
書きたいというわけではないので
アレですが。。。

でも、編集さんのナマの声を聞くという点では
参加してよかったです。 

「これ、言ったら
気まずくなりそう、
怒られそう、
恨まれそう、
だから黙っとこう」

というように、
チームや組織の中で気づいても
あえて誰も言わないことって
1つや2つあるだろう。

私は空気を読まずに
そういうことをあえて口に出すのが好きなのだ。

理由はカンタン。
自分が言わないと誰も言わないから。

誰もがオブラートに包みたくなることって、

本当は直視すべき現実。
軌道修正しなければならないこと。
このままだとまずい部分。

そういうことをうやむやにしていると、
組織やチームとして、成長はない。
どんどん間違った方向に進んでしまう。

本当は誰かが言わなきゃいけないこと。
だから自分がズバッと指摘する。

多少勇気はいるけど、 
うやむやにしたままのほうが
よっぽどタチが悪い。

それに・・・思ってることがあるのに
黙ってるのも気分がモヤモヤして
よろしくないのである。

「地雷」を踏んでみた方が
スッキリする。

「KY」なんていう言葉がはやり、
さも「どんなところでも空気を読まなければならない」
みたいな風潮があるが、
言うべきことは空気なんて読まずにハッキリ言う。

これからも私はそのスタンスでいくつもりだ。 

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